シリカ鉱物の魅力
こんにちは、azricksです。ツーソン訪問中時差ボケで寝られないときに書いたものです。
私の好きなアゲート(瑪瑙)とジャスパー(碧玉)はシリカ鉱物ですが、他にも水晶やオパールもシリカ鉱物として有名ですね。
こんなに大きな結晶(水晶)もあれば、顕微鏡でも観察が難しい陰微結晶(アゲート・ジャスパー)もあります。他にここまで多様な結晶を作る鉱物はないはず。
理由はシリカが水に近い性質を持っているから。
例えば、水は4℃で密度最大になるユニークな性質を持ってますが、シリカも特定の温度で密度最大になります。水中ではシリカと水が1:1で合体したケイ酸なんて化合物も存在するぐらい非常に親和性が高いのです。(Chemistry of silica, Ilar より引用)
そのため、ちょっとした環境の違いで結晶表面の安定性が変化して結晶サイズが変わってしまうそうです。
シリカの結晶に「水晶」と名付けた人は直感的にシリカと水の親和性を感じていたのかもしれませんね。